グリーンフラッシュ社

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1.訪問先   GREENFLASH(グリーンフラッシュ社)
        http://www.greenflash.com/
        http://www.webgarage.com/
        10010 Mesa Rim Road, Suite B San Diego, CA 92121
2.訪問日時  1996年10月10日(木)15:45〜16:30
3.説明者   D.R.Peck, Founder & CEO
4.報告者   久留米市議会議員  石橋 力

 1996.10.10 サンディエゴにてグリーンフラッシュ社を訪問。golfweb社についでウェブビジネスにチャレンジする企業。ここもまだ採算ベースに乗らないベンチャー企業だが、golf web社と違い市場をある程度限定してローカルにサンディエゴを中心としたエリアで、自動車整備工場を主体に情報を収集しホームページを作成し、中古車情報、整備情報等をのせて情報を提供している企業である。将来の計画は、もっと情報分野も拡大していく意向と聞いているが、現在はとりあえずweb garageに取り組んでいるようだ。
 見たところではまだ企業の体をなしておらず、会社の資料もこれといったものもないのでスライドと口頭での説明のみだったため詳細にわたる記述ができないが、われわれ見学する側からするとローカル性があるのは久留米というローカル性とオーバーラップしてきわめて興味深かった。これなら環境が整えば久留米でも商売になるのではないかと身近に感じたものだが、このように感じたのは私だけだっただろうか。
 さて、パソコンの普及にともなうこのようなウェブビジネスはもう少し時間が経過しないと結果が見えないが、web garageのような中古車情報等は久留米でも理論的に商売として考えられるし、必ずしも全国ネットでやる必要もないので、環境さえ整えば充分チャレンジできるような気がする。しかも、少ない資本で対応が可能だ。しかし、そうしたビジネスは経営的に採算があえばすぐに大資本や後発の企業に参入されることが予想される。そうしたことを考えると第一に一歩先んじて常にパイオニア的存在を続けること、第二に情報のコンテンツが常にしっかりしていること。第三にローカルと言えどもエリアを拡大して行き、情報のエリアも拡大して行くことが肝要だ。
 そして最後に総括的に言えるのは、このビジネスではインターネットが地域情報化と連動して普及することが大前提としてあり、特にわが国では、そして久留米でも、できるところから手をつけながら地域情報化を核としてビジネスへのチャレンジと環境を整えるための産、官、学の協力と連携が必要だと思う。
 最後に、こういう視察の機会を通じ私を含め新しいビジネスチャンスにチャレンジするものが芽生えれば幸いであるし、認識が広がったことは間違いのないことで、インターネット協議会はこのような機会を時間と予算の許す限り企画していただきたいと思ったところである。

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ベンチャー企業の活動スペースに我々15名が入ると、換気は悪く部屋はたち
まち蒸してきた。そこで、質疑応答はビルの外にあるバルコニーで行った。