Kurume・Tosu Internet Conference

「The Journal of Internet」 Volume6,2001 || H O M E || || 2 || 3 || 4 || 5 || 6 || 7 || 8 || 9 || 10 || 11

 


「ケーブルインターネットは今話題のブロードバンドです!」

株式会社ケーブルテレビジョン久留米 取締役 業務部長
舛屋 泰之


電子署名及び認証業務に関する法律の施行

経済産業省

電子署名及び認証業務に関する法律(「電子署名法」という)が平成13年(2001年)4月1日に施行されます。
これにより、本人による一定の要件を充たす電子署名が行われた電子文書等は、真正に成立したもの(本人の意志に基づき作成されたもの)と推定されます。
また、電子署名法の施工により、認証業務のうち一定の水準を充たすものは経済産業大臣、総務大臣及び法務大臣の認定を受けることができる制度が導入されます。経済産業省、総務省及び法務省は、この認定の申請の受付を平成13年(2001年)4月2日より開始します。(この申請の受付先等については下記を参照して下さい。)

○申請の受付先
認定の申請については、以下のいずれでも受付けます。

東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省商務情報政策局情報経済課情報セキュリティ政策室
(電話:03-3501-0397)

東京都千代田区霞が関2-1-2
総務省情報通信政策局情報流通振興課電子署名担当
(電話:03-5253-5749)

東京都千代田区霞が関1-1-1
法務省民事局商事課
(電話:03-3580-4111)

最近"ブロードバンド"(broadband)という言葉をあちこちで目にするようになってきました。直訳すれば「高速・広帯域」となるのですが、簡単に言えばインターネットの高速通信サービスの事です。つまり、ケーブルインターネットはブロードバンドの条件を十二分に充たした通信サービスなのです。
光ファイバーやADSLなど広く"ブロードバンド"と呼ばれていますが、元々は米国のケーブルテレビ事業者が、ケーブルテレビ回線サービスが他の地上回線に比べ高速なことをアピールするために使い始めた言葉です。当社「くーみんテレビ」では、この"ケーブルインターネット接続サービス"(ブロードバンド)を九州地区では初めて平成11年6月に開始しました。
ケーブルインターネットは従来の電話回線と違い、電話回線を使用しないために、ダイヤルアップの必要もなく、パソコンの電源をONにした時点でインターネットに接続する常時接続を実現するなど、次世代のインターネット環境に要求される条件をいち早くクリアした最新のインターネット接続サービスです。
総務省は、平成13年3月末の時点でケーブルテレビ(CATV)の加入世帯が1.000万世帯の大台に乗り、それにはケーブルテレビ回線を使った安価な高速インターネットサービスが大きく普及を促進させたとしています。
ケーブルテレビ回線を通じてインターネットサービスを提供している事業者も平成11年度の89社から昨年度201社に、ケーブルインターネット加入者21万人から4倍の78万人に急増しています。
ケーブルテレビ先進国である米国では世帯普及率68%、6,800万世帯。またケーブルインターネットの利用者も約300万人と推定されており、日本ではまだ普及率が22%ですから、これからもますますケーブルテレビの利用者が増えていくものと考えられます。
「くーみんテレビ」事業におきましても平成2年10月にサービスを開始し、平成12年2月から大川地区・柳川地区にケーブルテレビ放送エリアを拡大しました。現在、久留米市、大川市、柳川市の3市にまたがるネットワークを構築し快適なサービスを提供中です。
ケーブルテレビは1949年に米オレゴン州アストリアにある電気店が立てた、共同視聴用のアンテナが始まりといわれています。我が国でも同様の理由で1955年に群馬県の伊香保温泉に最初の施設が誕生し、それ以後、電波の届きにくい山間部等や電波障害に悩む都市部等に、共同受信システムとしてのケーブルテレビが設置されていったという経緯があります。
しかし、今やケーブルテレビサービスは単なる難視聴解消のためのものでなく、多チャンネルからなる放送充実サービスに加え、次世代のインターネットのキーワードとも言うべき「高速性」・「定額制」・「常時接続」を担うブロードバンドサービスへと大きく変貌しました。
高速インターネット環境の充実と同時に、それに対応した魅力ある動画コンテンツが求められ、もうすぐ自分自身を主人公にして画面に入り込んでしまうゲームが登場すると言われています。自分の分身と化した架空の人物がネット上を駆けめぐり、バーチャルな世界で仕事をしたり、旅行、ショッピングに出かけるというものです・・・。
ストリーミングのコンテンツを楽しむユーザーがさらに増え「くーみんテレビ」にも、今後は地域の特色を生かしたニュースや、ボリューム感のある高速動画コンテンツを「あたかもテレビやビデオを見るように見たい!」との要望が高まるものと考えております。
インターネットを取巻く環境が急激に変化していく事が予想される中、「くーみんテレビ」では、久留米の地において恵まれたケーブルインターネット環境を活かし、そしてこの夢のあるケーブルインターネットサービスをこれからもお客様に提供して行きたいと考えます。


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